JTから学ぶ日系企業のグローバル化のあり方 Vol.2

人と組織のシナジーを生み出すには 駐在員は、現地側の上司が選ぶ? 森田:私は東南アジアを中心に、日系企業の現地法人の組織・人事面のサポートを行っています。そこで大きな問題意識を持っているのが、駐在員制度です。日本人駐在員はたいていの場合、3年ほど現地に駐在して日本へ帰っていきますが、3年程度で、慣れ

元P&G米国本社プレジデント兼アジア最高責任者桐山一憲氏に学ぶ グローバルで活躍する人材の育て方vol.3

”海外駐在体験で得たマイノリティへの理解と配慮” 前回はP&Gにおいて、ストレッチアサイメントがどのように徹底されているか、桐山氏ご自身の体験も含めてお伺いしました。 今回は、桐山氏自身のストレッチ・アサインメントであった海外での経験が、後にアジア最高責任者として活躍される桐山氏に、どのよう

三菱商事 松田氏から学ぶ 海外現地法人の組織課題と成功の処方箋(1)

先日、三菱商事株式会社人事部グローバル研修・採用担当オフィサーの松田豊弘氏を講師にお迎えして、特別セミナー「三菱商事 松田氏から学ぶ 日系企業のグローバル化に向けた組織課題と成功の処方箋」(beyond global主催)を開催しました。 松田氏は三菱商事本社国際人材開発室、在香港グローバルヒューマ

「報連相」は世界基準? 〜「報連相がない!」と怒る日本人駐在員 vs. 「報連相って何?」と真顔で質問する現地スタッフ〜

「報連相」は世界基準? 日本で学業を終えて就職するとまず受ける教育が「それぞれの企業哲学や行動基準」「プロダクト説明」や実務レベルで言えば「社会における電話対応」や「ビジネスエチケット」だろうと思います。合わせて、多くの方々が「報連相」も叩き込まれて数年の間に血肉となっているのではないでしょうか?

作業員の品質意識を向上させる3つの手法

海外工場で作業員の様子を観察していると製品の取り扱いが雑で「品質意識が低いなあ」と感じることがあります。作業員が手で製品を取り上げる動作でも「製品にダメージを与えないように意識しているか」で取り扱いがずいぶんと変わるものです。製品は多くの作業員の手を経て作られて行きますから、作業員一人一人が高い品質

コラム「駐在員が抱える日本本社とのコミュニケーションの問題 – OKYが聞かれる会社、聞かれない会社 – 」

OKYとは、「 おまえ(Omae)、ここにきて(Koko ni kite)、やってみろ(Yatte miro)」の頭文字を取った海外駐在員の間で普及した隠語です。海外現地の事情、状況を知らない日本本社から見当はずれの指示や無理難題が降ってきた時の駐在員の愚痴として今もよく聞かれます。OKYという言葉

コラム『英語ができなくても一目置かれる駐在員』

シンガポールにある日系企業から、自社で長く勤続している現地スタッフたちが派閥を作ってしまい、拠点長である日本人社長としてマネジメントができなくなってしまっているので力を貸してもらえないかとお声かけをいただいたことがあります。 日本人の駐在員たちへのヒアリングによると「現地スタッフたちは、派閥ごとに目

shaking hands

日本企業で外国人社員に活躍してもらうには?

インターネットのQ&Aサイトで、海外駐在が決まったと思われる日本人の若手社員の方が次のような旨の質問をされていました。 「英語ができないのに、海外駐在が決まり現地社員のマネジメントも行わならなければなくなりました。 どのように現地の社員をうまくマネジメントできるようになるか、同じような状況で

working together